データサイエンティスト ・ 中途入社
キャリアストーリー掲載中
Y.S.
顧客の業務プロセスの改善・DX化を担う「よろず屋」
入社前の不安
前職は非営利のシンクタンクで、エコノミストとしてGDPの短期予測業務に携わっていた。担当していたのは消費や投資、輸出入といった構成項目ごとの予測だったが、「経済指標の予測は、純粋なデータドリブンで決まるものではない」というギャップを感じていたという。政策的な思惑などが絡む綱引きの中で予測が決まる場面が多く、修士まで出てデータを使った仕事をしたいと考えていた自分の志向とは、少しずつズレが生まれていた。転職活動では職種をデータサイエンティストに絞って探したが、統計の中でも回帰分析・時系列分析に偏った知識しかなく、機械学習やプログラミング、クラウドの知識には不安があったと振り返る。前職ではクラウド環境に触れる機会がほとんどなく、Azure や GitHub といった基本的なツールも馴染みがない状態からのスタートだったという。
選考で感じたこと
複数社から声をかけてもらった中で、TDSEを選んだ決め手は二つあったという。一つは教育体制で、未経験であることをきちんと前提に、段階的にスキルアップしていくイメージを持たせてもらえたこと。もう一つは、選考で話した人たちの雰気で、明るく柔和な人が多く、無理なく働けそうだと感じたことだった。ご縁がなかった会社は、このいずれかの印象が違っていたという。
入社の決め手
研修期間は当初2カ月を予定していたが、途中でチームの欠員が出たため、上長の判断で研修の一部を省略し、予定より早くOJTに入ることになった。研修の内容自体は想定どおりだったが、スピードが速く、広く浅い内容だったと感じたという。生成AIや時系列分析など、ひととおりの技術には触れたものの、実際に手に馴染んだのはアサイン後の実務の中でのことだった。
入社後の成長
現在は総合人材派遣会社のFP&A部門を担当し、Excelや手作業中心だった業務プロセスを、アプリ化やルールベースの仕組みに置き換える「何でも屋」のような役割を務めている。これまでに手がけたのは、派遣スタッフの派遣料金を決定するアルゴリズムの構築、派遣スタッフの稼働状況をモニタリングするダッシュボードの構築、社内業務プロセスのアプリ化など、その都度の要望に応じた解決策づくりだ。
中でも印象に残っているのが、派遣スタッフの料率算定ロジックを再構築したプロジェクトだ。約6カ月にわたる取り組みの中で、最終的な説明の場は取締役クラスへのレクチャーとなり、2〜3回にわたって説明の仕方を見直した。テクニカルな説明に寄りがちだった伝え方を、要点を絞りながらもロジックを崩さずに伝える方向へ調整し、上長からの助言を受けながら磨いていったという。
社内で使われているダッシュボードの動作が重いという相談を受け、表示に時間がかかる原因となっていた裏側のデータ構造から見直して改善したこともある。技術的な知識を持たない依頼者に向けて、裏側の仕組みをかみ砕いて説明する工夫も、この過程で磨かれていったという。
特に印象深いのが、会計系部署の業務プロセス改善として、これまでExcelやメールでのやり取りが中心だった作業を、自分で初めてアプリとして作り上げたプロジェクトだ。元々は「使う側」の人間だったといい、申請から承認、データベースへの反映までが実際に動いたときには、ものづくりとしての手応えと愛着を感じたと振り返る。前職にはなかった、お客様から直接感謝の言葉をもらえる機会が増えたことも、今の仕事のやりがいにつながっている。
1日のスケジュール
| 時間 | やっていること |
|---|---|
| 9:00 | 出社。Teams・メールを確認し、その日のタスクを整理 |
| 9:30 | 朝会。上長へその日のタスクスケジュールを報告・相談 |
| 午前〜午後 | 資料作成や分析作業。顧客への進捗報告が入ることもある(一例:15:00) |
| 12:00 | 昼休憩 |
| 18:30 | その日のタスクを整理し、取りこぼしがないか確認して退社 |
これから
保有資格はTOEIC L&Rで940点、統計検定2級で、現在は統計検定準1級の取得を目指して勉強を続けている。社内では資格取得に向けた勉強会を自ら立ち上げて運営しているほか、新人研修のイベントで先輩社員の一人として登壇した経験もある。3年後に向けては、まずは当初から志向していた分析・モデリングに近いデータサイエンティストとしてのスキルを伸ばしたいと考えており、統計検定準1級の取得もその一歩として位置づけている。